桶かつ日記

茨城県水戸市で風呂桶などを作っている桶屋の日記です

2023-01-01から1年間の記事一覧

お餅搗きと年越し蕎麦

昨日、30日にお餅を搗きました。 今年も伸し餅とたがね餅の2種類。 ]臼と杵で搗いています。 今年は夏の暑さの影響でお米の育成が少々アレだったのかちょっと搗き難いような気がしちゃいました。 写真はたがね餅↓ ビニール袋に入れて成型しています。 この方…

お正月準備に包丁研ぎ

家人から包丁を砥いでほしいと言われたので砥ぎました。 古い大したことのない包丁ですが、砥げば切れ味の良い包丁になります。 切れ味の良くなった包丁で新年をお迎えしたいと思います。 他にも今年も頑張ってくれた鉋の刃もお礼の気持ちを込めて研ぎましょ…

竹で炊いたご飯

週末にバーベキューのお誘いを受けました。 その中で特にご馳走なのは竹に入れて炊いたご飯じゃないでしょうか。 写真の左側が炊く前の綺麗な緑色の竹です。 右側の真っ黒になった竹が炊けた物になります。 この真っ黒の竹の中に栗ご飯が入っていました。 竹…

桶型の水槽

木製の桶型の水槽を頂きました。 勿論古い物です。 時代劇に出てきそうな水槽です。 でも水漏れもしないで使えるらしいのです。 まだ水を入れて確かめてはいませんが。 丸いので転がらないように台も付いています。 けっこう大きい物です。 上に開いている口…

何度やっても緊張の一瞬

先日お風呂桶を納品してきました。 お風呂を入れる際は、お湯が出る部分の穴を開けなければいけないことがあります。 循環金具の部分の穴ですね。 これが位置を間違えると、下手をしたら作り直しまであり得るので、何度やっても緊張の瞬間です。 しっかり位…

隙間ちり取り

ベランダの排水用の溝。 そこに溜まったゴミを取るために、溝の幅にぴったり合うちり取りが欲しいと言われました。 サイズを測って作ってみました。 隙間にぴったりはまってちゃんとゴミも取れます。 ゴミがこぼれ難いように、両脇の部分はちょっと高めにし…

箍を架け替える樽をお預かり

箍の架け替えのご依頼を受けていた樽を預かってきました。 こちらの立派な樽にかかっている竹箍を新しくしてほしいとのご依頼です。 頼まれたのはもっと以前だったのですが、箍にすることが出来る竹は取るのにいつでも良い訳じゃなくて、向く時期があります…

椅子の修理

椅子の座面が外れてしまってどうにか出来ないか、という相談がありました。 専門ではないのでと言ったのですが、きっちり直すというほどではなくても良いのでということだったので対応しました。 椅子の座面を固定しているネジを入れる穴が大きくなってしま…

「カラフル」無事終わりました

昨日、一昨日と笠間工芸の丘で開催された「カラフル」。 お天気にも恵まれ、無事終了しました。 沢山のお客様も来場してくださり、賑やかで嬉しかったです。 お客様ともですが、他の出店者さんとも交流も楽しんできました。 また来年も開催されるようなので…

今週末は「カラフル」です

もう今日で11月が終わり、明日から12月。 早いですね。 多分12月もあっという間に終わってしまうような予感がしています。 そんな12月初めの週末。 12月2日3日は笠間工芸の丘で「カラフル」というイベントが開催されます。 当店も参加予定です。 今年最後の…

11月26日はいい風呂の日

昨日、11月26日はいい風呂の日でした。 語呂合わせではありますが、寒くなってきてお風呂が気持ち良い季節でもありますね。 寒くてお風呂入るの面倒って方もいるかもしれませんが。 折角なので、先日イベント出店用に撮った湯小桶と片手桶の写真です↓ 左が湯…

歴史館いちょうまつり

※前回の件、反省しつつ落ち込んでいるのですが、通常通りに戻りたいと思います。 当店のご近所に歴史館という施設があります。 そちらにイチョウ並木があるのですが、近年ライトアップしたりしていちょうまつりを開催するようになりました。 こんな感じです …

お詫びとお願い

夏の笠間でのイベントの際に足湯をご注文頂きました。 作製は出来ているのですが、連絡先が見えなくなってしまいまして… 大変申し訳ないのですが、お心当たりのある方はご連絡いただければ幸いです。 本当に申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。

「ボタニカルライフ’23秋」無事終了しました

昨日、一昨日と開催された「ボタニカルライフ」無事終了しました。 事故も事件も無く安全に終了出来たというのが一番ですね。 心配していたお天気も、日曜日にちょっとちらちらと降っただけで済みました。 ただ、予報通り寒かった。 着込んでカイロも持って…

一輪挿し

明日からボタニカルライフという植物に関するマルシェイベントに参加します。 植物に関するもの、ということで一輪挿しを作ってみました。 最初は上の写真のように小さい花瓶を乗せられる飾り台を作ってみたのですが。 都合の良いサイズの一輪挿しがあるかど…

ボタニカルライフ

今週末、11月11日・12日は笠間工芸の丘で「ボタニカルライフ」が開催されます。 当店も参加予定です。 名前の通り植物に関する作品のマルシェです。 今年も参加出来て嬉しいです。 只今持って行くためのプランターカバーや鉢を置く為の台などを用意していま…

桶職人の漫画

どうやら昨年の読書週間にここで本を紹介していました。 今年の読書週間は10月27日~11月9日のようです。 毎年文化の日周辺を読書週間にしているんですね。 せっかくなので今年も最近読んだ本の話を。 「神田ごくら町職人ばなし」(坂上暁仁著・リイド社) …

栗の太めの枝はすりこ木棒に

先日の栗の細い枝と太めの枝。 細い方は取り合えず少し箸置きにしてみましたが、太い方は何にしようか迷っていました。 椅子やテーブルの脚なども考えたのですが。 取り合えず、少しすりこ木棒を作ってみました。 すりこ木は山椒の木で作ることあ多いのです…

カッティングボード作りの下準備

挽いて乾燥させておいた板。 この中からカッティングボード向けの板を、まずはざっくり切っていきます。 だいたいのアタリをチョークでつけて電動のこぎりで切っていきます。 だいたい、ざっくりのアタリなのでチョークの線ピッタリではなく はみ出してたり…

外鉋の柄は何故長い

以前、桶の底板を嵌める溝(掻き入れ)を削る際外鉋をいう小刀のようなものを使いました。 この外鉋、柄が長いのです。 柄の長さが伝わるように何か横に置いてみようと思って辺りを見回してみて500mlのペットボトルを置いてみました。 ペットボトルを2本並…

今週末は「にゃんぱら」で「古本市」

今週末の10月21日(土)22日(日)は笠間工芸の丘で「にゃんぱら」と「古本市」が開催されます。 当店は出ないのですが、お世話になっている方がやっているので勝手に宣伝。 「にゃんぱら」は猫に関する手作り作品の展示販売会。 保護猫の里親会も同時に開催…

栗の枝で箸置き

先日の栗の枝。 細い方は少し箸置きにしてみることにしました。 適当な長さに切って 底になる部分を平らに削って、 スピンドルサンダーという回転するやすりで削って 出来上がり。 真ん中2つは底側です。 枝の皮が濃い色なので中の部分との色の差がはっきり…

栗の実と栗の枝

先週末は笠間工芸の丘でのイベントに参加させていただきました。 最終日は残念だがら荒天中止となってしまいましたが。 無事終わったので一安心です。 笠間は栗が有名です。 で、そんな栗を差し入れに頂きました。 大きな立派な栗! 大きさの目安に500円玉も…

10月9日は荒天中止

只今笠間工芸の丘で開催のクラフトギャザリング。 本来であれば明日、10月9日(月・祝)まで開催予定でした。 しかし明日は日中を中心に荒天が見込まれるということで中止となりました。 とても残念ですが、安全第一ですから。 判断してくださった事務局の皆…

3連休はクラフトギャザリング

明日から3連休ですね。 もう当店にとって秋の恒例となった笠間工芸の丘で開催される「クラフトギャザリング」に参加させていただきます。 約50店のハンドメイド作家さんの出店イベントです。 2023年10月7日(土)~9日(月・祝)9:00~16:00 小雨決行・荒…

銅箍を譲ってもらいました

昨日は坂東市のイベントに参加させていただきました。 お天気にも恵まれ、お客様に声を掛けて頂けたり、色々なお店をのぞいたりできて楽しめました。 あれだけのイベントを取り仕切る商工会の皆様も大変だったことと思います。 参加させてくださり、ありがと…

地道に値段付け

明後日はもう10月ですね。 10月1日(日)は坂東市の「ばんどう応援(エール)市」という商工祭りにご縁があって参加させてもらえることになりました。 当店は観光交流センター秀録(茨城県坂東市岩井3351)という場所で行われる「秀録市」に参加予定です。 …

底を入れる前に木殺しを

先日の日記では桶の底を入れる溝を彫っていました。 そこに底板を嵌める前にやる事があります。 木殺しです。 物騒な名前の「木殺し」ですが、これは木工の技法のひとつです。 今回の場合は、溝の部分を押して凹みを更に凹ませます。 こんな感じ↓でぐりぐり…

掻き入れ

前回の毛引きという道具でしるしを付けた後は、前も書きましたが外鉋で削って底板を入れる溝を彫っていきます。 因みに前回書き忘れましたが、「毛引き」という名前は毛のように細い線を引くというところからついた名前だと思います。 底板を嵌める為の溝を…

毛引きという道具

先日の桶の底を入れる溝(掻き入れ)を作る際、引いてあった線はどうやって引くのかという質問を受けました。 あれは線ではありますが、鉛筆などで引いたわけではなく「毛引き」という道具を使って付けた線です。 毛引きというのは↓こんな感じの道具です。 …